一時期、東京のO湖に通ったことが有ります。
インレットに近い沈んだヤブが透けて見える程度の水深のところで10gのスプーンを引いていました。
まもなく強烈な当たり、一気に相当先の流心まで持ち込まれてしまいました。
時計を見ると朝ほぼ7時、中々寄りません。
持久戦と決めて余裕の一服も混じえながらのやり取りで、やっと距離的にランディングの確信を得た時、『ぶくぶく』と水面が泡立ちました。
『もしかするとコイ!?』、予感通り大ゴイでした。
81cm。
湖に戻すと、上の方から「あれーぇ!?逃がしちゃったよ」の声、地元の方たち数人がガードレール沿いで見物していました。
時間は7時45分を回っていました。