長野県T川の広い河原を釣り下っている時でした。
目前を一羽のツバメが大きな猛禽類(ハヤブサよりもずっと大きな鳥です)に追われています。
恐怖の鳴き声を「チチチッ!チチチッ!」と放ち続けながら目標を定めさせないように、らせん状に速い回転を繰り返しながら川を横切って逃げていきます。
大きな鳥は時折1〜2回の羽叩きを加えながら、後方4〜5mの距離での猛追です。
堤防を越えても今度は広い田んぼの上になります。
「捕まるな!逃げろ!逃げろ!」と思わず声を出してしまいました。
その後の結果は判りません。
川岸で羽をむしられた無残なカラスなどの死骸を時々見掛けます。
水中だけでなく空中でもドラマが繰り広げられているんですね。
T川の丸々コンディションのイワナ