逃がした魚は大きいと昔からよく言います。
湖岸の一部を除きまだ結氷の長野県A湖の急深ポイントで、早朝からスプーンを底近く沈める釣りをしていました。
根掛かりロストが続き、「あぁ、また根掛かりだ…!」とふて腐れてラインを張ったままのロッドを足元に置いていたところ、水流も無いのにロッドティップが(一定の間隔で)微妙に上下しています。
暫く様子を見ていましたが…やはり変!?です。
試しに思い切り合わせをすると、急にラインを引き出す鈍重な引きが始まりました。
長い時間を掛けてやっと浮き上がって来たのは80cmも有りそうな巨大なブラウン。
水面に横たわったのを見てひと安心したのが油断でした。
ネットが小さくて上手く入らずにバラシてしまいました。
その時の悔しさがこの釣りに増々のめり込んでいくキッカケになりました。
(根掛かりか!?と思うアタリは時々有りますが、そのまま動かない魚…という体験はその時だけです。)
バラシの後、少しだけ癒してくれたイワナ