以前、夫婦で富山県A湖の釣りに行った7月連休の午後のことです。
最奥のインレットでさい先よくイワナが釣れ、ここを重点的に…と考えていたところ、それまでの小雨が急変して土砂降りに。
見る見る上昇する水位に危険を感じて車を高い位置に移動して様子見。しかし激しさを増す豪雨に夜明けまで閉じ込められてしまいました。
空の白み始めと同時に脱出を図りますが、湖岸道路は土砂の流れや多数の中小倒木で転落危険の連続です。
携帯シャベルやノコギリ、手作業で繰り返し排除しながら何とか数キロ先のダムサイドまで辿り着けました。
『水位の異常上昇時に脱出決断すべきだった…』の悔みが残ります。
ハンドル操作に力が入り過ぎて両腕の痙攣が止まりません。
どこかで車のマフラーがもぎ取られてしまいました。
天候や安全行動への意識の甘さを痛感させられた釣行でした。
何事もなかったかのように…翌日午前の湖水